おまえには言ってない

おばさんのこういう格好がイタい特集に現れる、 「年齢で着る服を決めるなんて窮屈じゃありません?好きな服を着るのが一番!」 とかいう意識が高いコメント勢 その精神で生きて行って下さい

キャリアのある主張のある人はどんどんすっぴんやグレイヘアをしたらいい (高村かおるさんや落合恵子さんはそういう人、として確立されているよね)

おまえには言っとらんのや…

何か致命的におかしいが、どこがおかしいのか分からない…とかいうおろおろする心許ない、情けない心情で生きてる勢も生息しているのやで

しかし大学生の格好をした顔がおばあさんの高齢女性や、セーラー服を着て電車に乗るおじさんに高揚したどこかバランスを崩した精神を感じて怖かったが、 気にしない!好きなファッションを続けるの!というポジティブな土壌から生まれている可能性もあるのか

それはそれで興味深いな

量産型になりたくて

なんでおばさんはおじさんに形状が近づいていくのだろうか。

滅多にしない自撮りをしてみると、映し出されるのは五十代のおっさん。
四十代の大人女子なのになぜだ。

写真嫌いでカメラを極力避けてたけど、自撮り大事だ。現状認識大事。

こんなに顔が下がってて、左右のエラの張り方が違うとは思わなかった。右顎になんか出来てるんじゃってほど顔の歪み方がひどい。
(主題とあんまり関係ないが、上顎から鼻にかけて腫瘍が出来て顔下半分が変形しながら亡くなった曾祖母を思い出した。つらい)

とりあえずの目標として、普通の、異様に見えない、必要以上に老け込んでないおばさんを目指す。

●モンスター感を薄める。
・巻肩で姿勢が悪い→ピラティスかなんか始めるか。面倒くさい…

・鼻が低いのは仕方ないが顎がないのは致命的
→ダイエット

・顔の歪み対策
→放置している最後の右下親知らずに取り組む(一番やりたくない)
あとリファ?とかのコロコロ買うかな。

・顔下がり対策(肌)
→サプリに頼る。グルタチオンとかいうのを買ってみる。
スキンケアの見直しもいりそう。買って放置してたレチノールクリーム使おう。

服装に取り組む前の工程が多過ぎる…。

洋服関係↓
・ラブリーな要素のある服を処分
→微パフスリーブとか微リボンとか、老けた顔と合わせると相性最悪。精神が不安定な人に見える。
ザ・無難なユニクロの中から、危険なアイテムを選び出してしまう神がかった我がセンスよ。

・股上の浅いパンツを処分
→腹の突き出たまろやかなシルエットが北京ビキニのおっさん。危険。

クローゼットはパンパンなのに着る服がないと毎日言ってる。
まずは危険アイテムを減らそう。
すっきりした人間のおばさんになりたい。

結局ババアは何着たらいいんだよ

すごくおしゃれに見えたいわけでも、すごく若く見えたいわけでもないアラフォー。
ごく普通にそれなりの社会性のあるヤバくない人に見えてほしい。
ただそれだけがなんでこんな大変なのか。

難のある体型(155センチ50キロ肩幅ガンダム短足デカ顔癖毛)だが、若い頃は9号Mサイズでブスなりに若い可愛らしさはあった。
現在、顔が垂れおっさんめいたブルドッグフェイスに近づき凄みが増し、鏡を見る度に自分の得も言われぬずんぐりしたかなしい妖怪感に震えている。

おそらく高級トリートメントでもカバーできなくなった白髪染めダメージあふるる髪と、垂れ顔と垂れ体型の重力によって、元々好きな綺麗めカジュアル系がなんかバランスおかしく見えてきた。

つまり老いた。
シンプルに老けた。

ほっこりババアになるか、全身プリーツを着た近未来型ババアになるか、コンサバ婆になるか、こってりしたレリアン婆、または登山服で固めたアウトドア婆になるか、次の系統を選ばねばならない。

無難なのはコンサバか?
シンプルにすっきりさせて、更になけなしの金をかけ髪を整え体型を絞る努力をし、それでやっとマイナスがゼロに近づく。
やりたくないなー……。
子どものいる人は40でこんな自分のことばっかり悩んでないだろうなとかいう自己嫌悪もある。
でも妖怪のまま人間界で生きるの辛い。

顔と体型が個性溢れてるから量産型のババアになりたい。変な格好したくない。
六十超えたら髪紫で全部の指に指輪はめた、マンション6棟持ってそうな強いババアになりたい願望はあるが金はない。
薄給事務員だから紫髪はまだ先の話だな。

しかし肩幅広族にシンプル服着せてのっぺり見せないって難易度高い。
何着たらいいの。